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家づくり

753FURNITURE家具の塗装について

2019年2月18日

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753FURNITURE 家具製作の坂田です。

先週は見事にインフルエンザにかかってしまいました。

皆様大丈夫でしょうか?

 

前回は「カネが大事なはなし」を753FURNITUREのサイト書かせてもらいました。もしよかったらのぞいてみてください。

今回は家具の塗装について。

家具塗装は一般的に、ウレタン仕上げ多いかと思います。ウレタン樹脂を使った光沢があり表面が固くなるものですね。

これは、比較的安価で仕上がりの光沢感もあり(塗装方法にもよりますが)ぱっと見の高級感は出ると思います。

ですが、私はあまり使うことがありません。というのも、うちの家具は杉やヒノキがメインです。

ですのでどうしても、柔らかく傷がつきやすいのです。では、表面が固くなるウレタンは最適に思うかもしれませんが、おすすめは致しません。

表面の質感がウレタンのものになってしまい、質感が違うものになるのです。

また、いくらウレタンが固くなるといっても、表面に乗っているのはせいぜい、コンマ数ミリ。

ベースが固い木であればよいのですが、柔らかい杉ですと、やはり簡単に凹みが出来てしまうのです。

で、その凹み部分を補修しようとしてもうまくできないんです。どうしても違和感の出る仕上がりになってしまいます。

 

753FURNITUREでよく使うのはオイル系です。

自然塗料に分類されるもので、植物系のオイル(亜麻仁油など)をベースに天然樹脂や顔料を入れ乾燥性を高めたものになっています。

この自然塗料は、木に浸透して固まる性質があり、木の呼吸を妨げない特徴があり、木の風合いがでる濡れ色に仕上がります。光沢はほとんどなく「3分つや」くらいでしょうか?塗料にもよりますが。

また、傷がついた際も補修がしやすく、紙やすりで傷をぼかし、同じ自然塗料を塗布し、ふき取ることで完了です。最初は削った部分に違和感がありますが徐々に(数週間単位で)なじんでいきます。

この自然塗料は安全で子どもが舐めても安全なものを使用していますが、やはり手入れが必要ではあります。

具体的には、表面がけば立ってきたように白くなってきたら、オイルを追加で塗ってあげるのがよいですね。

薄く塗り広げ、ふき取ることで完成。1日ほど乾燥させれば使用可能です。

また、撥水性能という意味ではやはり少し弱いので、水をこぼしたらできるだけ速やかにふき取るのが理想です。

 

他にも、ガラス塗料というものも使うことがあります。

これについては次回書いてみたいと思います。

では!

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