代表取締役松葉 勇

私が生まれ、育ったところが「奈良県十津川村」
山深くて「林業」と「観光」しか産業のない村です。
小さい時から林業に関わってきて（小学生の頃から苗木植え、枝打ち、下草刈り、磨き丸太作りをしていました）いましたが、漠然と生きてきてそのまま大人になり林業と関係のない仕事になんとなくついてしまいました。
そんなある日、実家に帰ると自分が植えた木が手入れもされずに荒れ放題になっているのを見てとても心が痛みました。
そこでそれまで働いていた会社（食品関係）を辞めて建築関係の仕事をする決心をしました。建築ならば十津川村の木を使う事が出来るのではないかと考えたのです。 でも就職した先は十津川村の木を使うような会社ではなく新建材や集成材を扱うような住宅会社でした。何度か十津川材を使えないかと、いろんな会社に訴えて転職をしましたが、中々十津川村の木を使ってもらえず、それならば自分でやるしかないな と思い50歳で十津川村の木を使って「家造り」をしたいという気持ちに賛同してくれたスタッフと一緒に建築会社を立ち上げました。
そして社名を決めるにあたって色々と悩みましたが、木を使う家造り、建築会社で感じた一緒に家造りをするという大事な部分を考えて十津川村の杉やヒノキの無垢材を使った家で「和みたい」、みんなで楽しく一緒に家造りをする「和（わ）」と言う意味を込めた“和（なごみ）”と名付けました。