最近また寒さがぶり返してきましたが、早咲きの桜がもう咲き始め春の訪れを感じる今日このころです。
現場監督の松葉です。
今回は弊社で主に施工する基礎の換気について少し触れてみようかと。
基礎にどうして換気が必要なの?という疑問があるかと思います。
基礎の上に直接土台が来た場合を想定して頂くと空気の逃げ道が完全になくなります。
湿気などが生じた場合、当然空気の循環が出来なくなるため滞留し結果土台部分が腐り始め、
目も当てられない状態に…。
湿気を好むのはカビ類だけでなくシロアリも。
そうならないためにも基礎部分に防湿措置をすることが建築基準法で義務付けられました。
「基礎部分に対して換気口を設置する工法」と基礎パッキンを基礎と土台の間にかませる「基礎パッキン工法」があり、和では主に後者の施工方法を採用しています。
↓写真が基礎パッキン工法です。
基礎パッキンを採用するにあたってのメリットについて
①基礎と土台の外周部に換気が取れる点。
②基礎に換気口を開ける必要がないため、コンクリートの強度が保ちやすい点。
③換気口から害獣が入りにくい。
以上の点が挙げられます。
とはいえ、カビやシロアリの被害は年に1度の点検に勝るものはないというのが個人的見解です。