こんにちは。まだ梅雨の気配が感じられない6月ですね。現場監督の松葉です。
今回はFRP防水仕様のベランダについての記事です。
和では新築現場のベランダ防水工事にはFRP防水を標準仕様にしています。
Q.そもそもFRPとは?
FRPとは(Fiberglass Reinforced Plastics)の略称で強化繊維プラスチックの意味です。
強度・耐久・防水が優れており加工しやすいプラスチック材料です。
そういった特性から建築分野だけでなく様々な分野で活躍しています。
施工手順について
①まず水が溜まらない位置に排水の穴を空けドレンを取り付け、その付近にコーキングをし水が入らないようにします。
②ベランダ内の下地を平らにならし、密着性をよくするシーラーを塗ります。
③続いてガラスマット(強化繊維プラスチック)を張り付けます。
この時、より密着させるようにローラーで空気を抜くようにします。
④ ③の工程を後2度繰り返し、FRPのベランダガラスマットの積層工事は完成です。
⑤最後にトップコートをし防水層全体を保護し防水工事は完了となります。
以上がベランダの防水工事の内容です。
FRPの特徴について施工が容易であり、1日~2日で施工完了することができます。
耐久性に優れ人が出入りすることにより摩耗することは少ないですが、紫外線などに弱くトップコートを目安として10年に1度の割合で塗り直す必要があります。
今回はFRPについてのコラムでした。
次回も現場でのコラムについて書かせて頂きます。