Column

家づくり

寺院建築技術の特徴

2020年3月4日

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こんにちは 工務の山城です。世間はコロナウイルスで学校が休みになったり、無観客で試合をすることに

なったり、テーマパークが休園したりと大変な事になっています。建築業界もトイレや建具等の納期遅延や

各メーカーの標準的な納期での出荷ができない状況が発生しています。早く収束してくれたらいいのですが・・・

 

今回は奈良県にたくさんある寺院について書いてみようと思います

寺院建築は、中国大陸から伝えられた最先端の技術に倣って建設されています

それは木造建築の寿命を飛躍的に延ばすため、中国大陸で前1000年頃から進められた努力の成果でした

その主な特徴は

 

①基壇(きだん):版築工法を用いて堅い地盤を実現し、架構全体を堅固に支える。

また防湿効果を高めるため表面を石材で被覆する

 

②礎石(そせき):気壇上に置き、この上に柱を立てることで柱を土中の水分から隔離する

 

③横架材:頭抜き(かしらぬき)や長押(なげし)などの水平材を効果的に柱と組み合わせ、

安定した構造を実現する

 

④斗栱(ときょう)・地垂木(じだるき)・飛檐垂木(ひえんだるき)

:柱上部に載せ、深い軒を形成する。また、バランスよく部材を組み合わせることで、

重い屋根荷重を効率的に支える

 

⑤瓦屋根:腐朽に強いセラミック素材を敷き詰めることで、多雨に耐える屋根面をつくる。

また防火性にも優れ火災から架構全体を守る

 

⑥塗装・金具:丹(たん){硫化水銀}や緑青(ろくしょう)・胡粉(ごふん){カルシウム}といった

金属粉末を木材表面に塗布し、防虫・防カビ・防湿といった効果を生む。また腐朽しやすい木口などを

金属板で覆う。

 

 

これらの構造的な工夫と様々な素材を適切に用いることで、木造の躯体を腐朽から守り、

本来は数十年程度しか保たない木造建築に、1000年を超える耐用年限を可能とした。後世の架構に比べると、

まだ横架材が少なく構造的な弱点を持つが太い柱を用いて自立性を高める、土壁の面積をなるべく広く取るなど、

補強のための工夫が施されている。耐用性に優れ、大規模架構を可能とする技術は、寺院建築のみならず、

寺社建築や住宅建築にも取り入れられ、日本独特の建築の形を形成していくことになりました。

(建築概論を参考にしました)

コロナウイルスが落ち着いたら、法隆寺に行ってみてください

http://www.horyuji.or.jp/

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