こんにちは!みやしょうです!今回は解体現場で発見した 背割り について書いていきたいと思います!
背割りとは、簡単に説明すると木材にあらかじめ入れた割れ目の事を言います。なぜ背割りが必要かというと、木材は乾燥によって変形したり収縮したりする性質があり、その際に四方にひび割れが生じる場合があります。それを防ぐためにあらかじめ一方に背割りを入れておくことで、他の三方への割れを防ぐために背割りを入れます。
背割りのない部材は乾燥や変形によって構造的に悪影響なひび割れが生じてしまいます。当然、ひび割れが生じると部材の耐力は低下してしまいます。しかし、事前に背割りを入れておくと、変形してしまったとしても割れ目が開くだけで留まります。
また背割りによる割れでは部材の耐力は低下することはないので安心です!
背割りを入れるのは主に心材とよばれる部材です。心材とは木の中心である 樹芯 に近い部分を言います。心材は腐食しにくく、強度が高いという特徴があるので構造部材として使われます。しかし、ひび割れを起こしやすいので背割りを入れます。
見た目的には大部分が割れてるように見えますが、強度上ほぼ問題ないので見かけても不安にならなくても大丈夫です(^O^)/
割れは割れでも全然違うものなので不思議ですね( ゚Д゚)