こんにちは!みやしょうです!今回は断熱材について書いていきます!
以前、吹き付けタイプの断熱材については書いたことがありますが、今回は自然素材の断熱材を施工したので書いていきたいと思います!
今回施工した断熱材は ウッドファイバー という断熱材です。ウッドファイバーとは木の屑(チップ)を繊維化、圧縮化した断熱材で、熱容量が大きく蓄熱性能に優れています。熱容量が大きいと熱が伝わるスピードも遅くなるので、室内の温度変化が小さくなります!
他にも断熱性能はもちろん、気密、遮熱、透湿、遮音、防火等の性能にも優れています。また、素材が木なので環境にも優しい断熱材になっています。
家全体を覆うように施工していくので大量の断熱材が運ばれてきます!
壁には厚さ90mmの断熱材を1枚詰めます。このとき、隙間ができないように内々寸法に対して5~10mm程わざと大きくカットしぎゅうぎゅうになるように詰め込んでいきます。(例:内々寸法が910mmの場合915~920mmにカットする。)詰め込める際、少し触れたくらいで木質繊維の粉塵が舞うので大変です(;´Д`)
しかし、もっと大変なのは壁よりも屋根です…!屋根には90mmを2枚と60mmを1枚、計3枚も重ねて入れるんです!そして、壁ではなく屋根に詰めていくので、頭の上で作業することになります。つまり木の屑が目も開けられないくらい大量に降ってくるのですごく痛いです(/_;)
屋根に入れていく時は断熱材が落ちないように仮で桟で止めていきます。
断熱材を3枚詰め終わると、冬は室内から壁内への湿気の進入を抑制し、夏は壁内の湿気を室内にも放出できるよう、WURTH(ウルト)の調湿気密シートを張ります。
野縁を取り付けるための吊り木周りも、隙間ができないようにテープをしっかり張ります。
1階と2階の断熱材を詰める時とでは全然気温が違い、断熱材を詰めていくに連れてどんどん作業していくのも暑く感じました。その分、蓄熱されているはずなので冬にはきっと暖かい家になるはずです!まさに木の温もりですね!
シートまで全て張り終えると、天井を張るための野縁を取り付けていきました。作業が進んでいくと断熱材は見えなくなります。
施工するときは大変ですが自然素材で環境にも優しい断熱材なので、お家が完成してからは大活躍すると思います!