昨日、無事に上棟を迎えることができました。
今回のお客様は、60代のご夫婦です。
もともとは、ご主人のお父様が建てられた家をリノベーションして住み継ぐことを考えておられました。
長くご家族が暮らしてきた大切な家ですから、できれば残したいという思いもあったと思います。
ところが、実際に計画を進めていくと、家が大きすぎることや、リノベーションにかかる費用のことなど、いろいろな問題が出てきました。
そこで、これからのお二人の暮らしを考え、思い切って新築にすることになりました。
「終の住まい」として選ばれたのは、暮らしやすい平屋です。
お客様は、それまでにいろいろな会社や工務店を見てこられました。
その中で、私たちの見学会にも何度も足を運んでくださいました。
完成した家だけでなく、構造見学会や、実際に暮らしておられる家も見ていただきました。
そこで、私たちが使っている十津川村の木の良さや、漆喰のことも知っていただき、少しずつ私たちの家づくりを理解していただきました。
そして、最終的に「ここで建てよう」と私たちを選んでくださいました。
何社も見てこられた中で選んでいただいたことを思うと、本当にありがたいことです。
そして迎えた昨日の上棟。
朝から職人さんたちが動き始め、順調に工事が進んでいましたが、途中から雨が降り出しました。
「このまま降り続いたらどうなるかな」と、私たちも少し心配しました。
お客様も朝早くから現場に来られ、心配そうに工事の様子を見ていました。
それでも、職人さんたちが頑張ってくれて、お昼までには屋根のシートを張ることができました。
おかげで、建物の中はほとんど濡れることなく、無事に作業を進めることができました。
上棟式の時に、お客様が建物の中に入られました。
そして、ほとんど濡れていないのを確認されると、少しほっとされた様子でした。
その表情を見て、私も「本当によかったな」と思いました。
今日から、この家は少しずつ形になっていきます。

これまで住んでこられた家への思いも大切にしながら、これからのお二人の暮らしに寄り添う新しい家をつくっていく。
昨日の上棟は、その新しい暮らしのスタートの日だったのかもしれません。
これから完成まで、まだまだたくさんの工程があります。
職人さんたちと力を合わせて、一つひとつ丁寧に。
何年、何十年と暮らしていただいた後に、「この家を建ててよかったなぁ」と思っていただけるような家にしていきたいと思います。
