現場管理担当の松葉です。
今回は地盤調査についてのコラムです。
新築の住宅造りにおいておおよそ1番最初にとりかかる工事が地盤調査です。
Q.そもそも地盤調査とは?
A.建物を建てる土地の耐荷重や沈下に対して強度があるか調べることとされています。
Q.どのようにして調べるの?
A.主に下記の6種類の方法から地盤調査を行います。
- ①スウェーデン式サウンディング試験
- ②ボーリング標準貫入試験
- ③平板載荷試験
- ④ポータブルコーン貫入試験
- ⑤オートマチック・ラム・サウンディング試験
- ⑥レイリー波探査(表面波探査法)
今回は一般的に行われている①スウェーデン式サウンディング試験についてのコラムです。
① 初めに住宅予定地の4カ所と中央部1カ所の計5カ所を計測点と定めます。(住宅予定地が広いと6カ所、7カ所と増えていきます。)
② 上記の機械を用いて各ポイントの地中の状況を調べます。(スクリューポイントを各計測点に設置し、100kgの重しを乗せ自沈するか調べます。
③ スクリューポイントが沈みきったら延長ロッドで継ぎ足しさらに深部の状況(一般的に10~15m程度)を調べる作業を繰り返します。
④ ①~③の工程を各計測点で行い地盤の状態を把握することが出来ます。
上記の調査から「粘性土」「砂質土」「礫質土」(れきしつど)の3種類の土質に分類され、ロッドを貫入した際の状態を記録します。
このようにして試験結果が分かり、地盤の上に建物がそのまま建って問題ないのかを判断することができます。
また問題がある場合は地盤改良工事が必要となってきます。
今回のコラムでは建物工事に入る前の重要な地盤調査についてでした。
次回も現場についてのコラムを載せていきますのでお楽しみに!