工務担当の松葉です。
今回のコラムは建築金物についてです。
建築金物と言われてまず想像するのが「かすがい」を思い浮かべるかと思いますが、
それだけではなく多種多様な金物が建築の現場で使用されています。
初めに住宅の土台について見ていきましょう。
基礎の上に長短のアンカーボルトが差し込まれています。
短いアンカーボルトが基礎と土台を緊結させるためのもので
長いものが柱と土台を繋ぐ引き寄せ金物をつけるためのものです。
この時いくつかチェックしなければならない点があります。
①土台の中心になるように固定する点
②フラット35の規定によるとアンカーボルト間隔を2.7m以下にする点。(現場ではより短い間隔で施工されている場合がほとんど)
③埋め込み深さは250mm以上、ホールダウン用アンカーボルトの埋め込み深さは360mm以上にする点。
④土台の端部や土台の継ぎ手の男木の部分に差し込まれている点。
⑤耐力壁になる柱の下部に差し込まれている点。
こうしてみると家の主要構造部分に関わってくる内容なだけあってアンカーボルト1つでさえチェック項目がたくさんありますね。
今回は土台に関する建築金物についてでした。
次回はまた別の金物についてのコラム内容です。