漆喰塗りの白壁に、玄関部や軒に見える木目、
そして屋根には三州瓦。
玄関を開いて真っ先に感じるのは室内全体が清々しい木の香りに包まれていること。
これは、板張りの床全面や現しとなった柱や梁のすべて。
また吹抜け部分の手すりや造り付けの棚といった造作材のほとんどにも
”十津川村産の無垢材”を使用している。
そして室内の壁は外部と同じ漆喰塗りで仕上げ、その独特の淡くやわらかい白さが
杉ならではのはっきりとした木目と美しく調和している。
大きな吹き抜けがとにかく印象的な、ひと続きの大空間。
吹き抜け空間のほぼ中央にかかる二階の廊下は”セカンドリビング”として活躍する多目的空間。
一階から見上げるとまるで宙に浮かせた橋のようで面白い。
吹き抜け空間の両サイドには格子床のキャットウォークも、
ダイナミックかつ意匠性も優れたこれたの存在は、空中にある大きな余白をぐっと引き締める、
ちょうど良いアクセントになっています。
生駒郡 U様邸
【設計】株式会社 和(建築工房 和-nagomi-)
【施工】株式会社 和(建築工房 和-nagomi-)