こんにちは。みやしょうです。今回は外壁に使用した 焼杉 について書こうと思います。
焼杉とは文字通り杉を焼き加工したものです。杉を焼くことによって木材の腐朽を防ぐことができます。
何も加工していない通常の杉板を外壁材として使用すると雨風にさらされ、濡れる、乾くの繰り返しで木の柔らかい部分が徐々に痩せていきます。
木が腐っていくメカニズムは菌が繁殖して木材を食べてしまうからです。
このようなデメリットを杉を焼くことによって、杉板は炭化しており菌が必要な栄養素が無くなり菌の繁殖も抑えられるので耐久性が高い外壁材になります。
焼杉に加工するために工場まで杉を焼きに行きました。バーナーを使って焼いていきます。
均等に焼き目を付けるのが難しかったです。
化粧面だけでなく裏面も焼いていきます。
焼き終わった杉は水で洗いブラシで軽くこすり炭を落とします。
全て焼くのに二日かかりました。
焼杉を現場に搬入し施工していきます。触ると手が黒くなるので大変です。
目立たないように黒いビスで止めていきます。
黒い外壁は和風モダンな雰囲気があります。
一階は黒い焼杉、二階は白い漆喰でコントラストがはっきりしている家に仕上がりました。