こんにちは。みやしょうです。今回は かすがい金物 について書こうと思います。
現場では大きな構造部材の他に小さいながら部材同士を緊結している金物があります。
その一つに『かすがい金物』があります。かすがい金物とは木材同士をつなぎ合わせ固定するコの字型の接合金物です。
かすがい金物は管柱と胴差、小屋梁と小屋束などを接合するときに使用します。
ことわざで、子供への愛情から夫婦の仲が和やかになり縁が繋ぎ保たれることを意味する『子は鎹(かすがい)』はここからきているみたいです。
かすがいは金槌で叩いて打ち込んでいきます。施工の際の注意点は片側だけではなく両側に打つことです。
奥まで打ち込むことで先端の爪が引っかかって部材同士をより密着させることができます。
一つ一つ手で打ち込んでいくので大変ですが大切な部材なので見落としがないように確認していきます。