家づくりをしていると、「良い家って何だろう?」と考えることがあります。
断熱性能が高い家。
耐震性能が高い家。
使いやすい間取り。
デザインがおしゃれな家。
もちろん、どれも大切なことです。
でも、私が家づくりで一番大切にしているのは、
**「その家で、家族がどんな暮らしをするのか」**
ということです。
家は、完成したときがゴールではありません。
そこから何十年も家族が暮らし、子どもが成長し、家族の生活も少しずつ変わっていきます。
だからこそ、今の生活だけを見るのではなく、10年後、20年後、その先の暮らしまで想像しながら家をつくりたいと思っています。
そして、私たちは「木」を大切にしています。
私は子どもの頃から山や木に関わってきました。
植林をして、下草を刈り、枝打ちをする。
そうやって長い年月をかけて育てられた木が、今度は誰かの家になり、そこで家族の暮らしを支えていく。
そう考えると、木一本一本にも、少し特別な思いがあります。
私たちが使っている十津川村の木も、厳しい山の中でゆっくりと時間をかけて育った木です。
木の香りや肌触り、年月とともに変化していく色や表情。
新築のときだけではなく、10年後、20年後に「この家を建てて良かった」と思ってもらえる。
そんな家をつくることが、私たちの目指している家づくりです。
家づくりは、決して安い買い物ではありません。
だからこそ、建てることだけを目的にするのではなく、そのご家族にとって「暮らすことが楽しい家」を一緒につくっていきたい。
それが、私が家づくりで大切にしていることです。
