若草山を望むことができる静かな住宅街に佇むM様邸。
白い漆喰壁や十字のカタチの窓に、すらりとのびるアオダモの木が印象的なお家。
奥様が十津川村出身ということもあり、十津川村の木をつかった家を建てる弊社のポリシーに
共感していただき、十津川村の杉と漆喰を中心とした自然素材の健やかな住まいが
出来上がりました。
玄関をあけると広い土間
子どもが汚れたままでも入ることができ、ご主人も趣味の作業をしたり
窓際でコーヒーブレイクしたり、
「外と内の中間のような空間」として活用されています。
「空間をゆるやかにつなぎたい」というお施主様のご要望から、
トイレやお風呂など水回り以外は扉が一切ないのが特徴。
住まいに明るさと解放感をもたらすリビングの吹抜けを通して、
キッチン、階段、2階の多目的ホール、寝室など
だれがどこにいても気配が感じられるような間取りに。
BBQができる外土間のポーチ、座って本を読んでいてもすれ違える本棚と一体になった階段など
豊かな暮らしを実現できる工夫を随所にちりばめました。
こだわりPoint.1
アオダモの木を中心に雑木林をイメージしてつくられた庭。
ご主人が手作りされた自転車ラックは、自転車を掛けたり、鹿の侵入を防ぐ役割も
こだわりPoint.2
ダイニングスペースをあえてつくらず広々としたリビングに。
家族の生活サイクルに合わせてカウンターで食事をするスタイルを採用。
お施主様のお好みのインダストリアルな照明やファン、時計などが漆喰な雰囲気を醸し出している。
こだわりPoint.3
外土間は、子供たちが遊んだり、DIYやBBQなどフリーで使えるスペースに
ゆくゆくはご主人がウッドデッキを設置する予定。
DATE
■建築地:奈良県奈良市
■延床面積:35-40坪
■家族構成:4人
■設計・施工:株式会社 和(建築工房 和-nagomi-)