最近 特に雑用が多くなった 代表の松葉です。
前回十津川産材の衰退について書きましたが今回少し内容を変更させていただきます。
十津川村の木はホームページに書いてある通り強度(ヤング係数)が他の地域よりもまあまあ良い数値が出ています。
十津川村では密植(植え付け間隔を狭くして成長を遅らせる事)をしていますが、吉野地方(川上村等)よりも間隔は広いです。
それでも強度が出るのはなぜか?
それは地形にあるのでは と思います(多分)
十津川村は吉野の中でも山が急勾配です。
下の写真の通り ある程度の間隔をあけて植林しても地面が斜めなので木が育っていくうちに間隔が狭くなってしまいます。
木と木の間隔が狭くて成長が遅くなると年輪の間隔が狭くなって強い材になります。
十津川村は先人の知恵というよりも地形のおかげで強い材が自然と生まれたのではないかと思います。(勝手な思い込みですが….)
次回はこの続きを書きます。