最近過ごしやすい陽気が続いています。
現場管理をしている松葉です。
現場管理を担当している私としては仕事がしやすくなってきて感謝です。
さて前回、前々回に引き続き、気密断熱と関係のあるコラムです。
今回は床下断熱と基礎断熱についてもう少し掘り下げていこうと思います。
左写真(床下断熱)
右写真(基礎断熱)
床下断熱の特徴として建物の床までを室内の一部として考え、基礎部分を外部として扱います。
メリットとして安価な価格での施工で可能であり、シロアリのリスクも抑えることが出来ます。
デメリットとして断熱材が経年劣化し隙間などが生じると断熱性能が下がり、カビの発生原因にもなります。
実際に床下に潜り点検することが何よりの対策です。
基礎断熱は床下断熱と違い基礎部分を室内の一部として扱います。
メリットとして気密が取りやすいため高気密を容易に達成でき、基礎内の温度も安定しているため床下からの冷気なども緩和できます。
デメリットとして基礎内の気密が高いため水蒸気の逃げ場がないため、カビの発生原因になること。
基礎内部の立ち上がりに断熱を入れているためシロアリの侵入をすぐに察知できないことが挙げられます。
対策としては換気システムを床下に設置することで、水蒸気、ゴミ、埃などを外部に出し新鮮な空気を取り込む循環システムを設置しすることと、やはり1年に1度シロアリが侵入しているかの点検は必要かと思います。
性能面、コスト面、メリット・デメリット、メンテナンスのしやすさ
お客様にとって何を重視するかは十人十色ですがご要望に対して形にしていきご満足して頂くように現場作りをしていきます。